漏水トラブル

濡れたまま放置でどんどん悪化する【漏水トラブル】

私たちが生活する上で、水道などの水回りの設備は欠かせません。その水を運んでいる配管では「漏水」という、水が漏れ出る現象が多々発生します。漏水はいつの間にか発生し、水道使用量の増加は指摘をされるまでなかなか気付くことができません。放置していると、更に水道使用量が増加する等、状況が悪化する可能性があります。


『漏水とは？』
建物敷地内には水回り設備や衛生設備等が多くあり、それに伴い配管が多く施設されています。漏水は、水道管や配管の隙間・破損から水が漏れ出る現象を指します。漏水の規模も小さな滴から大規模な水漏れまで様々です。見た目には目立たないことが多く、長期間にわたって潜在的な被害を引き起こす可能性があります。水道料金の不自然な増加、壁や床の湿気、カビの発生、さらには建物の構造的な損傷など、漏水による影響は多岐にわたります。漏水は原因と対策を理解することが重要です。


『漏水が発生する主な原因』
漏水の原因は多岐にわたりますが、よく見られる原因としては以下の２点となります。
①配管の老朽化
配管の老朽化は漏水の最も一般的な原因の一つです。時間の経過と共に、水道管は錆びたり、腐食したりします。これにより、管の接続部分や管自体に亀裂や穴が生じ、水漏れが発生することがあります。特に古い建物では、この問題が頻繁に発生する傾向があります。
②衝撃や外部からの損傷
地震や建設作業などの外部からの衝撃は、配管にダメージを与え、漏水を引き起こすことがあります。また、意図的な破壊や動物による損傷も、予期せぬ漏水の原因となることがあります。これらの損傷は、予測が難しく、突然発生することが多いです。


『ご家庭でできるセルフケアチェック』
漏水が疑われる場合、迅速かつ効果的な調査が重要です。先ずはご家庭でできる確認方法を実施し、漏水の可能性がある場合は専門の業者にご連絡ください。
①水道メーターのチェック
漏水を調査する最初のステップは、水道メーターを確認することです。全ての蛇口を閉めてからメーターを見て、動いているかどうかを確認します。動きがあれば、どこかで水漏れしている可能性があります。
②可視的な検査
家の中と外を丹念にチェックします。天井、壁、床に水染みやカビがないか、また屋外の地面が通常より湿っていないかなどを確認します。これらは漏水の兆候です。その他配管の接続部分や蛇口の下など、水が漏れやすい場所を特に注意深くチェックします。水滴や湿った箇所が見つかれば、そこが漏水の原因かもしれません。


『漏水発見後の対処法について』
漏水の修理箇所は可視的な検査により特定できる場合と、埋設管などの目に見えない部分の損傷により、専門的な機器を使用しなければ特定できない場合があります。専門業者では専門的な機器を使用した様々な調査をおこなっております。代表的な調査方法としては以下の調査方法となります。
①音調式漏水調査
音量増幅器等を使用し、水抜き栓や蛇口等に伝わってくる「漏水の音」を聴き、漏水箇所を特定する方法となります。音調式漏水調査は比較的安価で実施できることと、調査に要する時間も短く済む事が多いです。しかし、音調式漏水調査では発見できない漏水箇所も多々あります。発見できない理由は様々あり、代表的な例を挙げると「微量の漏水の為、音で確認できない」「外部の漏水の為範囲が広く特定できない」「周りの騒音等により音を拾えない」等があります。その為安価で考えていたものの調査の時間が長引き費用が嵩む、漏水箇所の特定もできないといった状況に陥る場合もあります。
②トレーサーガス式漏水調査
特殊なガス生成器と感知器を用い、配管内に充満させたガスが漏れる箇所を感知し、漏水箇所を特定する調査方法となります。メリットとしては微量な漏水や外部の埋設管等音調式では発見できない漏水も特定が可能な点です。また騒音がある環境でも調査が可能です。ピンポイントで特定できる為修理作業費も抑える事ができます。ただし、専門の機器や特殊な調査技術が必要である為、音調式調査に比べ調査費用は高めとなります。


『漏水調査のことなら花南水道土木へ』
岩手県内で漏水調査を行っている業者の調査方法は「音調式漏水調査」が主流となっております。その他の調査技術を有している業者は多くなく、どちらの技術も有している企業は更に少ないのが現状です。花南水道土木では「音調式漏水調査」「トレーサーガス式漏水調査」どちらの調査も対応可能です。要望に合わせて調査方法を選択することも可能です。また修理工事も対応可能な為、一括でおこなうことにより、総額の費用を抑えられる場合もあります。